チョー端切れで製作する浴衣2
キューピーの浴衣を端切れ3枚(1枚の大きさが16cm×24cm)で作りましたが、「案山子(かかし)」のようになってしまいました。生地にシャリ感(張り)がある「白絣」は、キューピーの腕の短さを強調し袖が棒状になってしまいました。後ろ首周りの襟も詰まって暑そうに見えます。改善にチャレンジしました。
キューピーの体型(ヌードサイズです)
キューピーの和服や洋服を製作には、体形の特徴を把握しておくことが重要です。この体型の特徴はキューピーを可愛く見せますが衣服製作には難問です。
私ことキューピーの体型採寸結果
①身長:19㎝(公称20㎝)
②頭:8.5㎝
③首がない(頭部と肩が直接つながっている)
④バスト:15㎝
⑤ウェスト:18㎝
⑥ヒップ:16㎝
⑦肩幅:2.5cm
⑧肩先から手首まで:3.5㎝・脇下から手首まで:2.5cm
⑨着丈:11㎝
⑩裄丈:6㎝
⑪股下:3.5cm
改良点1(袖)
「案山子(かかし)」から脱却するため、斜め下に下ろしている腕のポーズに合わせた袖を作りました。袖の型紙を長方形の直線立ちではなく、角度をつけた三角型にしました。下の写真でもよくわかると思いますが、キューピーは肩の上に直接頭があり首の存在が分かりません。「案山子」状態の浴衣は、キューピーの首の存在を想像することもできません(カメラアングルによっては案山子状態を回避できます)。
改良点2(後身頃)
後首周りの襟が詰まって窮屈でした。見た目も涼やかな白絣を素材に使っているのに暑そうに見えました。後身頃の首周りの空きを大きくしました(若干大きめかなと感じました)。
「うなじ」がしっかり見えますが、子供っぽさに欠けると思います。着付け次第で大人の女性にもかわいい子供にも見せることができます。次回以降は、この首周りの空きを0.3㎝小さくすると着付けに頼ることなく、誰でも可愛く着せ付けることができると思います(振袖よりも浴衣の着せ付けが難しい)。子供らしく高い位置で帯を結ぶために袖の縫いどまり位置をという上にすると良いかもしれません。ことで今回も、100点の出来には至りませんでした。
キューピーの和服姿
キューピーは思った以上に和服好きです。衣装持ちですねえ。