キューピーママは晴れ着や浴衣をキューピーのために製作してきました。見た目は着物らしく見えるようにごまかしながら何とか仕上げてきましたが、縫い方がよくわかりませんでした。人用の縫い方の説明書は沢山ありますが、ドール着物は小さいため人の型紙や縫い方とは異なります。せっかく製作するのですからちゃんと習っておこうと最初は名古屋の教室、次に大阪の教室に通いました。その結果、キューピーは特殊体型であるため一般的なドール着物製作教室では対応できないことがわかりました。ママは独自の道を進むことを決めました。
キューピーママの着物製作対策
「教室の成果」から、着物を作る人の出発点は、反物を直線的に裁断することだとわかりました。貴重な織物を最大限有効に使うように考えられた裁断方法です。キューピーの場合は、お腹が出ていること、腕が横に張っていること、身長が低いことを考慮し、直線裁断にこだわらないことにしました。キューピーママはキューピーのために布地のロスを覚悟して独自路線で進めていこうと思います。進行状況は、作品が完成しましたらお知らせします。おそらく試作を繰り返すことになるので時間がかかると思います。でも、お楽しみに。
教室の成果1
これまで袖の作り方と身頃との合わせ方に悩んでいました。袖を仕上げてから身頃と合わせていたのですが、大阪の先生の方法は違いました。ウェブサイトで紹介されている記事もありましたが文章だけでは理解が難しく、こんな方法もあるのだと感心しました。
大阪の教室は、リカちゃんに関して熟練の先生でしたがキューピーは初めてとのことでした。キューピーを預けて型紙を作ってくださるとのことでしたので布地と一緒にお渡ししました。費用は型紙制作と裁断料を合わ1万4500円でした。しかしながら、仕上げるとキューピーには着物が小さくてサイズが合いません! かなしいですが、この着物を着ることを断念し、打掛風に着てみました。無理やりですが打掛に見えないこともありません。上手に写真撮ってみます。しかしながら、袖の作り方がわかったので収穫ありでした。
教室の成果2
名古屋教室の先生はドール着物を指導するのが初めての方でした。教わる側も初めてで授業は要領を得ない内容でした。キューピーママは、新幹線に乗って通うほどの内容か疑問を感じ、2回目の授業で断念しました。モモりーた先生(ドール服の教室)のプロレベルを改めて実感しました。
袖の作り方
今回習った袖の作り方は、次の手順です。表地の袖付け(袖と身頃を縫い合わせ)を一番最初にしていました。次に袖の表地に裏地を重ね、ふき(袖から裏地の見える部分)の幅を決めてアイロンをかけておきます。袖の裏地と表地を中表に合わせ、袖口部分を縫います。
袖口布はありません。表地の袖のふりを縫います(裏地はよけておきます)。表地と裏地の肩線を揃えて後身頃側に折り返して4枚重ねて待ち針で留めます。4枚重なった状態で先に縫ったふりの少し外側を粗目に縫います。袖底の途中で裏地側に針を出し、裏地だけ布橋まで縫います。袖の丸みはぐし縫をして糸を引いて形を整えます。
表に返して袖口とふりにしつけをかけておきます。写真が少なく文章ではわかりにくいですね。完成作品ができたら詳しく説明します。
教室で使った型紙
左の型紙は名古屋の先生です。右の型紙は大阪の先生の型紙です。こちらは型紙としていただけませんでした。出来上がり線が入った着物地を採寸して型紙に作り直しました。
2教室に通った成果を作品に活かしたいです。待っててね(^^♪
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