キューピーは、小さくて白い可憐な花を咲かせる「チングルマ」を求めて旭岳に挑戦しました。登山をしたわけではありません。足の長さ0.02mのキューピーが標高1600mまで自力で登るのは不可能と言っても過言ではないと思います。キューピーママとパパと一緒にロープウェイに乗って姿見の駅まで行きました。そこからは「チングルマ」を求めて歩きました。「チングルマ」一輪だけでもかわいいが、群生している迫力に負けました。
チングルマ
キューピーは、図鑑を見た時から白くて小さな花が可愛い「チングルマ」が好きになりました。「チングルマ」は一見草木のように見えますが、地面を這う落葉低木です。そう、木なんです。落葉低木ということは秋に紅葉するんですね。秋も楽しみです。
会いたかった「チングルマ」です。山麓駅の近くにあるビジターセンターの情報によると、今年は例年より開花が2週間早く、ロープウェイ山頂駅から姿見の池に向かう群生地は花びらを落としているということだったので行きませんでした。旭岳散策マップ「3」の夫婦池から裾合平に向かうと見頃という情報を頼りに登りました。
裾合平は本格的な山岳道なので花を見たら早めに引き返しました。クマ出没の情報もありますから注意が必要です。
初夏の花
赤いエゾノツガザクラの群生の中にも「チングルマ」が咲いています。
エゾイソツツジも咲いていました。つぼみに霧の露がついています。今から順に咲いていきます。昆虫が花を次の世代に伝える仕事をしています。
旭岳散策マップ
周遊散策路は1.7km、高低差70mです。上り下りを繰り返すので結構きついです。今回は「1・2・3」の地点で花を撮影しました。
夏の旭岳
ロープウェイの山頂駅「姿見駅」の前(散策路のmap「1」)では、残雪が迎えてくれました。寒いです。気温は12度でした(本州では、夏日35度以上の猛暑でした)。大雪山国立公園の主峰2291mの「旭岳」が噴煙の向こうに見える予定でした。
今年の天気は視界良好という日が少ないそうです。ここ大雪山系は、日本海側で発生した低気圧がぶつかりますし、太平洋側で発生した低気圧もぶつかります。低気圧による天候悪化は、2倍になるということらしいです。今回は霧が立ち込めていましたが、幻想的な風景を作り出していました。この霧の向こうにどんな景色があるのか、想像すると楽しさ倍増です。
花を求めた旅