キューピー&ファッション 

キューピー人形用の洋服を作ってファッションを楽しむ

「Primavera(春)」のヴィーナスをキューピーがファッションで表現します(型紙あります)

「Primavera」のヴィーナス

Mayuキューピーが、イタリアの画家であるボッティチェリ(Botticelli)が描いた「Primavera」のヴィーナスをファッションで再表現します。本来のヴィーナスは、菜園をつかさどる神様でした。ギリシャ神話のアフロディーテと同一視されるようになり、愛と美の女神と考えられるようになりました。

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ぐっと胸を反らせて、ハイポーズ!

ボッティチェリの「La Primavera」

この絵はルネサンス期のイタリアで描かれました。ルネサンスというとフィレンツェのメディチ家を思い浮かべます。メディチ家の依頼で描かれた作品といわれています。この絵には6人の女性と2人の男性と500種類程の植物と190種類ほどの花々が描かれているそうです(ウフィツィ美術館で実物を見ましたが、人物の背景は暗く肉眼での確認は困難でした)。神話の登場人物が描かれているので、神話を読んでからこの絵を見ると感慨深いです。

ヴィーナスのテーマカラーは赤、華やかなイメージを三段のフリルで表現しました。

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角度を変えてもフリルはステキ
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全体も見てください!

ドレス製作の手順

型紙はこちらです。シンプルです。土台のスカートは1枚の型紙を4枚はぎにしています。前と後ろの2枚にすると作業が容易になります。土台のスカートに3枚のフリルを縫い合わせます。スカートの型紙中の2本の点線は、縫製線ですので印だけ入れておきます。スカートのウェスト側とフリルAを縫い合わせます。ウェストに近い点線は、フリルAの下側とフリルBの上側を一緒に縫う目印です。裾側に近い点線は、フリルBの下側とフリルCの上側を一緒に縫う目印です。最後にフリルCの下側とスカートの裾を縫います。

きれいなフリルを作るために

綺麗なフリルを作るためには、ちょっと面倒ですが作業を1つ追加することが大切です(特にフリルの量が多く重ねる時)。本縫いの前に本縫い線の上と下に各一本ぐし縫いします。2本のぐし縫いの糸を絞り、バランスよくフリルを配分してまつり縫いをしておきます。その後、本縫いをすると綺麗なフリルを作ることができます。

フリルの横幅と縦幅のバランスは、見た目の良し悪しを左右します。今回は横幅は2倍から3倍にしています(正確な数字を出せなくて申し訳ありません)。スカートの型紙に記入している数字がスカートの横幅です。縦幅は下のフリルほど広くしています。

 型紙

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なんとシンプルな型紙でしょう!

 Primaveraに登場する人々

www.kewpief.com