ママが製作したキューピーのドレスは、可能な限り使用した型紙(手書き・自己流)を掲載しています。本当にこの型紙でいいのかと疑問に思ってきました。一念発起、きちんと学ぶためにお人形パターン教室に通い始めました。キューピーママの学生生活が始まりました。ちゃんとしたした型紙が掲載できる日をが来ることを夢見ています。
お人形パターン教室
お人形パターン教室で扱う人形は「プライス」や「リカちゃん」ですが、デザイン画から型紙を引く方法は同じなのでキューピーに応用すればよいと思っていました。ところが、先生がキューピーちゃんの型紙を作りましょうと言って下さいました。感激!小森先生が神様に見えます。ありがとうございます
キューピーの体型採寸
様々なドレスの型紙を制作するためには、原型(洋服を作るための平面製図のための元図)が必要です。体は立体ですが洋服を作る布は平面です。平面を立体にするために欠かせないのが型紙です。この型紙のもとになる体の図面が原型です。今日は、この原型を作ります。体の図面のためにキューピーの体を採寸します。正確に採寸するためにキューピーの体に計測ポイントごとに黒のテープを直接貼っていきます。縦・横の線が明確になりメジャーで正確に計測できます。
原型を完成させるために
採寸結果をもとにキューピーの体の大まかな図面を書きます(身頃の部分のみで腕周りや肩・肩の傾斜はありません)。製図のルールに従って書いた図面をトレーシングペーパーに印刷します。次回製図のルールを説明します(今の時点では、説明文を書けるほど理解できていません)。
トレーシングペーパーの線より大きめにカットしたものをキューピーの体に合わせます。肩のラインや腕周りを書き込んでいきます。書き加えたラインを図面に写します。正確な図面を作るためにこの作業を繰り返して修正していきます。
キューピーの後身頃に注目してください。キューピーは天使ですので背中に翼があります。先生はこの翼の僅かなでっぱりをダーツで表現しています。プロはこんなわずかなふくらみも型紙に投影するのかと感心しました。(キューママの心の声:ダーツ要るのかな。誤差の範囲でいいのではないでしょうか。こんな2mm程度のダーツを縫うのは嫌なのです。)
図面を布で表現して原型の完成?
トレーシングペーパーでも立体が分かります。
小さいので布でも独り立ちします。
キューピー20㎝の原型
ダーツは胸の立体感を出すものではなく、背中の翼の立体感を出すものです。左側が後身頃、右側が前身頃ですので注意してください。肩幅が狭いかな(キューピーの腕が肩より盛り上がっています。盛り上がっている腕の半分の所を肩先とした方が良いと思われます。後身頃の翼のダーツをどこかで消したいです。この修正は宿題をかねて原型制作を修得しましょう)。
PDFデータはこちらです。
自作の原型制作記事
自作の時は、ゆとり分として包帯をキューピーの体に巻いていました。巻き方によって採寸結果が変わってきますが、この時は誤差の範囲であると考えていました。