MDFPTのタイトル「Border」のプロジェクトの中からShibaキューピーが、空と宇宙を分けるborderを「色」としてデザインしたファッションを紹介します。一昔前まで宇宙に行けるのは宇宙飛行士だけでしたが、今では宇宙旅行がビジネスになりました。私たちも宇宙旅行を楽しめる時が来るのではないかと頭上を見上げます。そこには「空」と「宇宙」があります。どこが違うのか。空と宇宙を分けるものは何なのかを考えイメージした衣装をご覧ください。
空と宇宙を分ける「Border:色」とは
「空」も「宇宙」も私たちの頭上に存在する一続きの空間です。「空」を表現する時は青・グレー・白・虹色など色を使いますが、「宇宙」は黒で表現します。両者の違いは「色」と考えました。空に色があるのは、地上の空気に光が分子にあたり様々な方向に反射するためです。宇宙には空気がなく光が反射しないため色がなく黒で表現しているのです。
ファッション解説
色はありませんが暗黒の宇宙の様子はトップスで表現しました。
空は①青空②虹③雨④曇り空という4つのシチュエーションをスカートで表現しました。
①の青空と②の虹は一枚のタイトスカートを左右に色を分けて表現しました。右身頃を青空、左身頃を虹を代表するオレンジにしました。生地はサテンを使っています。タイトスカートの上に③の雨を表現するリボン上の生地を散りばめました。
④の曇り空は、今にも雨が降り出しそうな黒雲を濃いグレーのオーバースカートで、スカートの裾にグレーの原毛を付け雲を演出しました。下に重なるスカートを見せるためリボンをウェストで結ぶ巻きスカート形式にしています。
型紙
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