キューピー&ファッション 

キューピー人形用の洋服を作ってファッションを楽しむ

カイロ博物館の楽しみ方 キューピーとガイドさんが教えます

     最初にカイロ博物館でキューピーが気に入ったいくつかの遺物をご紹介します。ゲートを入った時からしっかり見てね。

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おしりがかわいい、前へいくとウフッ、山羊かと思ったら牛の神様
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かわいいカバを見つけました、左は馬かな?牛かな?神様?

 では、博物館の見どころをガイドのHッサンさんの説明でお届けします(検証していませんのでご容赦ください)。笑いながらうなずきながら進みますよ。カイロ博物館の展示は、一階が年代別、二階が遺物別になっています(ツタンカーメンとラムセス二世のミイラは二階です)。

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博物館の入り口、ラムセス二世の立像、ウナス王(ガラスケースに入る大きさ)

 入口を入ると両サイドの柱を背にして二対のラムセス二世立像がお出迎えしてくれまう。42人の妻と101人の子供を持ち93才まで長生きされました(アスワンにあるアブシンベル小神殿は、二番目の奥さんで最愛の妻ネフェルタリは有名ですね)。王の象徴はつけ髭、頭巾(神様の前で髪を見せることは失礼と考えられていました)とその上に戴いた王冠です。上半身裸で短いスカートをまとってい左足を前に出しています。左足を前に出しているのは、生きている(体の左にある心臓と直結している左足を踏み出すことにより生前の世界)ことを表しています。胸の前で腕を組むとミイラ(死後の世界)を意味しています。

 入口すぐの左手には、4670年前エジプト初のピラミッド(サッカラのピラミッド)を作ったウナス王の像がガラスのケースの中に鎮座されています(等身大なので写実的です。権力を誇示するようになるとどんどん像が大きくなります)。この方は堅実なファラオだったのですね。
 No.42  約4450年前にギザの第二ピラミッドとスフィンクスを作ったカフラー王の像で1863年に発見されました。特徴は、厳しい顔つきと鍛えぬかれた右手の筋肉です(右手にハンコを握って筋肉を強調し力を誇ってます。よく見るとホントにリアル)。カフラーさん本当に筋肉隆々だったかはわかりません。

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腕をアップにしています。左手に注目、はんこまで判別できないかなあ?

 No.40  木像のお坊さんイチヂクの木4500年前に製作されました。カエベルという名前で、大きなお腹とぽっちゃり顔がリッチさを表現しています(お坊さんは税金を免除されていました。美味しいものをいっぱい食べていたんでしょうね。成人病だったかもしれません)。ぽっちゃりしてますが、目に水晶を使い眼光の鋭さと高僧感を出しています。

  No.32  カルティシュがありませんが、4480年前に製作されたクフの弟ラハホテップ王と王妃といわれています。水晶の目に注目してください。二人とも正面を見ているようですが、よ~~く見ると旦那様の目線は上、妻は下です。日本人のようですね(Hッサンさんの意見です)。

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恰幅の良いお坊さん、見所パネルも参考にしてね、仲良し夫婦?

 二階へ行きましょう。お待ちかねツタンカーメンです。棺とマスクや主だった装飾品は写真撮影禁止のお部屋に展示されています。ミイラだけルクソールに行ってます(気の毒に厨子や棺がなく丸裸状態です。お気の毒なツタンカーメンのミイラ)。

黄金のマスクが有名ですが、棺を覆う4重の厨子も圧巻です。一番外は木製です。ルクソールの王家の谷のお墓は小さくて狭いです。こんな大きな厨子をどうのように設置したかなんて考えたことありますか?(キューピーは全く想像したこともありませんでした)6面体のボックスではなく底がない組み立てボックスなんだそうです(納得と思いますが、それでもキュウキュウだったのでは?)。

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棺を覆う4重の厨子の1番目と4番目、向こうのガラス張りの部屋に黄金のマスクが

ツタンカーメンの棺の中に納められていた4つの壺(カノープス容器)には、ミイラを作るときに取り出し復活するときに必要な肝臓、肺、胃、腸が納められています。一番大事な心臓はというと乾燥させてミイラの身体に戻したそうです。説明されたら、「お~~」と思いましたが何も言われなければきれいなお人形と思ってしまったキューピーでした。 

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かわいい人形(カノープス)、友達になれるかも

玉座に座っているのはツタンカーメンとアンケセナーメンです。アンケセナーメンは油壺を持ってツタンカーメンをマッサージする準備ができています。ツタンカーメンの 足元は他国民を踏みつけています。 ツタンカーメンは赤い色の体(サンゴ)でアンケセナーメン の体はシルバーです。(この玉座は撮影ができるので凄い人です。黄金のマスクの周りより人だかり。せっかくなのでキューピーも記念撮影と思ったのですが、中々前へたどり着けません。すると、警護?のおじさんが周りの人を制止してキューピーを引っ張ってくださいました。シャッターチャンスです。カメラはパパしか持っていません。やった~!と思いましたがパパが慌てて上手く撮れていませんでした。ショック!!でもキューピーは寛大だから笑顔です。)

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二回シャッターを押してキューピーの時だけ上手く撮れていない、プンプン!

ツタンカーメンに続いて黒い厨子が並びます。3400年前に人気があった(嘘か本当か?)貴族で夫ヨヤと妻トヤの棺が170 年前に発見されました。王様じゃないのに凄いですね。めっちゃ金持ちだったのでしょう。重要なのは一緒に発見された最も長い20mのパピルスです。

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黒い厨子はちょっと撮影の手抜き? パピルスは長いですねえ

重要な追伸:カイロ博物館には2点だけ偽物があるそうです。偽物というと語弊がありますが、外国の博物簡に展示されているレプリカをエジプトに寄贈してくださったそうです(本物を盗まれたと言ってました)。その2点以外はすべて本物。世界でも類い希な博物館である点は自慢に値するとも。