キューピー&ファッション 

キューピー人形用の洋服を作ってファッションを楽しむ

0.5%の人しか知らないアブシンベル神殿の秘密をキューピーが明かす

    アスワンハイダムの建設によりダム湖に沈んでしまう運命であったアブシンベル神殿は、岩壁に刻まれたラムセス二世の姿が印象的です。ユネスコによって水没の危機を脱しましたが、岸壁のない場所へどのように移築されたのか考えたことありませんでした。今回、この謎が解けました。ジャジャーン!  岩壁に代わりコンクリートドームに貼り付けられているのです。信じられないって。キューピーもこの目で見るまで「うっそー!!」という感じでした。下の写真、キューピーの背後足元部分が神殿の奥にある聖殿です。年に二回この聖殿まで朝日が差し込むことで有名です(移築時に位置がずれていて聖殿に祀られている四体目の像まで太陽の光が届かないそうです)。このドームまで見学する人は非常に少ないそうです。なぜかというと1グループ20人程度の見学料が20万円だとガイドのHッサンさんが説明してました。ガイドをしていても滅多に見ることができないそうです。

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神殿を支える岩壁の代わりのコンクリートドーム(360度カメラで撮影)
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左写真はドーム入口、写真中は神殿正面の出口、ドーム内の様子

 

    神殿はナセル湖に面しているのでドームへの入場ゲートは、神殿の後側にあります。見学者は全員ドームの入口を見ながら正面に向かいます。誰も上写真左の中央小さい黒い部分がドームの入口なんてわからないですよね。まあ、ほとんどの人は、コンクリートドームで支えられているなんてご存知無いと思います。ラムセス二世の座像四体の正面写真はよく見ますよね(ママもキューピーをモデルに記念撮影に必死です)。大神殿の正面の四体のラムセス二世は、年月の移り変わりを表し、左側が若き日、右に行くほど熟年ということでシワがあります(右の方が偉いんです)。小神殿は、ラムセス二世が最も愛したエジプトの三大美女ネフェルタリのための神殿です(エジプトの美女と言われて一番にクレオパトラを思い浮かべちゃいましたが、Hッサンさんいわく、クレオパトラはエジプト人ではなくギリシャ人だからカウントしない。ネフェルタリ、ネフェルティティ、ハトシェプストが三大美人ということだそうです)。

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こちらがアブシンベル大神殿、中央はネフェルタリの小神殿、キューピーママ撮影中

   神殿内のお気に入りは、キューピー顔負けの「大きな可愛い顔」(小神殿)と「戦車を引く一頭の馬の八本の足(走っている姿を一枚の版で表現しているースローモーションー」です。古代エジプト人のアイデアですよね。

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キューピーも顔が大きいけど乾杯です、 足いっぱいね!

   夜はライトアップされます。ちょっとプロジェクションマッピング風でした。今回の参加者は日本人が最も多かったので日本語で解説されました(外国に来ました感がなくていまひとつ盛り上がらない、なーんて外国語わからないのに生意気なこと考えました)。

    アブシンベルには、昼間の見学、夜のライトアップ、日の出の三回入場しました。三回分入場料を払い、この日の歩数は14000歩になりました(駐車場から結構歩くんだよね、疲れました)。アブシンベル最後は、朝日に焼けるチョー足長のママと小さくて判別できませんが「いえ~!」と言ってる写真です。

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足なが~~いです