キューピー&ファッション 

キューピー人形用の洋服を作ってファッションを楽しむ

キューピーのために製作したポシェット かわいい!ピッタリ! (型紙あります)

ポシェットを2つもかけて欲張りね!

  キューピー用ポシェットを外出用に製作しました。ポシェットの中に何を入れるか考えず、サイズ感だけで型紙を書いて小さな余り革で作りました。見た目はかわいいけど実用性がありません。キューピーの場合、実用性を要求する必要がないかもしれません。エジプトを旅した時、ナイル川クルーズの船員さんが、ジュースを買うようにバッグにコインを入れてくださったのを思い出し、緊急用に100円玉が入るぐらいがいいかなと思いました。

型紙「B」を使いました。
型紙「E’」を使いました。

 作品案を考えてから1つポシェットを製作しました。勢いづいて100円玉が入るポシェットも製作しました。型紙はポシェットの底の隅が角と丸の場合、縫い代を2㎜カットする場合、サイズ違いなどを掲載しています。今回は「B」と「E’」の型紙を使いました。サイズの違いは、「E’」は「B」のより横幅が2㎜大きく、長さが2㎜短いです。

2つのポシェットを比較しました。

材料と道具

 ①はぎれ革  ②革ひも(リボンでもよい) ③ハトメポンチ・ハトメ打ち台・ハトメ打ち棒  ④カッターナイフか革包丁 ⑤トコノール・サンドペーパー ⑥接着剤・ヘラ ⑦ゴム板・木槌 ⑧ハトメ金具6㎜

製作手順

①印刷した型紙を厚紙に貼ってカットします。この型紙どおり革をカッターナイフか革包丁で裁断します。

型紙どおりに革を裁断し、ハトメを付ける4か所に印を付けました。

②ポシェットの口部分とストッパーのサイドは一枚革のまま使用しますので先に磨きをかけて革の断面を仕上げておきます。トコノールという仕上げ材を縫って磨きます。ポシェットの脇とストッパーの上下断面は、縫い終わってから仕上げます。
③持ち手となる革ひもを通すための穴としてハトメを取り付けます。型紙のハトメ取り付け印にハトメポンチという穴をあける道具で穴をあけます。この時、穴の中心がずれないように気を付けます。型紙に穴をあけておくと便利で、正確な位置に穴をあけることができます。

ハトメ金具を取り付けるための穴をハトメポンチであけました。

4か所穴をあけたらハトメ打ち台にハトメ金具の尖がりがある金具を載せます。台にぴったりはまるはずです。その上に革の裏面を上にして載せます。その上に座金を乗せハトメ打ち棒をセットして打ち込みます。

ハトメ打ち台ととんがりのあるハトメ金具をセットした上に革をおきます。
平坦なハトメ金具を革の上に乗せ、ハトメ打ち棒をセットします。木槌で叩きます。

④ポシェット周り(両横と底)は、裁断縁から3㎜の所に裏側に接着剤を塗って貼り合わせます。接着出来たら縫い線印を付けます。この線の上に菱目打ちで縫い穴をあけ、縫っていきます。縫い始めと終わりは開口部の端になるので力がかかります。二重に縫っておきます。ストッパーの上下にも同様に印をつけて縫っておきます。

写真左は接着剤を塗ったところです。写真右は貼り合わせてから縫い穴をあけています。革に凸凹があり見にくいです。

⑤縫い終わった裁断面から1㎜の所をカットします。縫い線は裁断面から3㎜のところでした。キューピーのポシェットの大きさから30㎜×40㎜の10%にあたります。縫い代の存在感が大きいので1㎜カットします。断面を磨く時にサンドペーパーをかけます。1㎜カットで出来た多少の凸凹はサンドペーパーで均せるので大丈夫です。このカットには苦労したので、次回は縫い代を2㎜で型紙を作ろうと考えています(縫い代2㎜で菱目打ちが上手にできるか不安です)。

⑥裁断面の磨きをかけます。2枚の革を縫った後裁断したので、サンドペーパーで断面を滑らかにしてからトコノールで磨きます。
⑦ストッパーに革ひもを通し、ハトメをくぐらせ、紐の長さを調整すれば完成です。

型紙

 緑の線は裁断、水色の線は出来上がり、オレンジの点線は縫製を表しています。ポシェット本体上のピンクの線はストッパーの位置をイメージしたものです。

 

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