「不思議の国のアリス」「赤毛のアン」「大草原の小さな家」のヒロインのエプロン姿が突然思い浮かびました。突然という言い方は不正確かもしれません。デスクに飾っている「不思議の国のアリス」のボックスを見ていたからだと思います(友人の手作りです。アリスが名無しのウサギさんとおしゃべりしている姿がキュートです)。
エプロン姿になることでキューピーも物語の主役になれるかもしれません(どんな物語になるのかな?)。
エプロンの特徴
正面や横からの写真ではエプロンではなくドレスに見えます。ノースリーブの洋服の上に重ねるとあまりかわいくないですね。この形は、長袖の上に重ねるとめちゃかわいいです。夏用のエプロンをかんがえなくっちゃね。
ドレスと間違えないように後身頃の首周りの空きを下に大きくしています。白いサテンのリボンをハイウエストで結ぶようにしました。裾はレース生地のスカラップを活かしてます(スカラップのところで生地を裁断しました。スカラップ部分の断ち切りなので裾の処理が楽になりました)。レース生地の穴が開いている部分と縁取りのためにしっかり刺繍している部分の厚みが違うので縫いにくいですが、出来上がりの可愛さが優先です。
「エプロン」の表現 に迷いませんか?
ところでエプロンを『掛ける』といいますか、エプロンを『着ける』といいますか? 言い方がよくわからないです。皆さんは何て言いますか。よ~~く、思い出すとキューピーママのお母さんは、エプロンを『掛ける』と言ってましたし、キューピーママおばあちゃんは、エプロンを『着ける』言ってました。これって時代が違うということでしょうか。
キューピーママのおばあちゃんは着物が好きな人で、「キッチン」というより「台所」に立つというイメージがしっくりきます。エプロン姿というよりかっぽう着姿を思い出します。おばあちゃん愛用のかっぽう着は、まず袖を通してから背面で紐を結ぶ構造になっていたので『着ける』が表現としてピッタリです。
キューピーママのお母さんは、「台所」というより今の「キッチン」に近い感じで(システムキッチンなんてしゃれたものではないですが・・・)、エプロン姿を思い出します。お母さん愛用のエプロンは、紐を頭から掛けて腰の背面でリボンのように大きな紐を結ぶので『掛ける』が表現としてピッタリです。
まさに、時代というかファッションに合ったエプロンの形があり、その形によって表現が異なるということでしょうか。ちなみにキューピーママはエプロン持っていません。
型紙
後身頃の身幅を狭くしています。後身後の背中側にリボンを付けます。リボンを結ぶと下に合わせて着ているワンピースが見えます。
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