万葉集 相聞歌の一首
「香具山は畝傍を愛しと耳梨と相争ひき神代よりかくにあるらし 古昔いにしへも然しかにあれこそうつせみもつまをあらそぶらしき」(一部抜粋)をneneキューピーなりの解釈に基づき衣装をデザインしました。
ドレスの特徴
neneキューピーのドレスの特徴は2つあります。一つ目は、前面で社会的地位(高い襟)と財(金貨を散りばめたスカート)を表現しました。二つ目は、背面で容姿端麗の色っぽさ(背中の開きとスカートに付けた布のヒラヒラ)を表現しました。 3つのキーワード「高い社会的地位」「財力」「容姿端麗」からゴージャスを連想しちゃいます。その連想を裏切らない素材とデザインです。
相聞歌の解釈
衣装を見ていただいたのでいよいよneneキューピーの解釈です。二人の男性が同じ女性を好きになった。一人は容姿が優れていないため女性に人気がなく恋愛経験もない。容姿というコンプレックスを克服するため、自らの努力で地位と財力を手に入れ社会的成功者となった。もう一人は容姿端麗で女性に人気がある。女性が彼の上部に惹かれ内面を見ようとしないことを盾に取り、容姿を武器に女性をだますチャラ男になった。
あなたはどちらの男性を選びますか?という疑問を投げかける衣装コンセプトでした。
型紙
型紙はこちらです。大きな襟は前面がゴールド、背面がシルバーの布を合わせています。5枚ハギ合わせではなく2枚合わせてステッチをかけています。首周りには、柔らかい針金を入れています。袖は、型紙の右と左で布を変えています。トップスのセンターはアップリケのようにとじ付けています。
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