万葉集 相聞歌の一句
「この夕べ 降り来る雨は 彦星の 早漕ぐ舟の 櫂の散りかも」


manaキューピーの解釈は、「私の夫は海外赴任しており一人ぼっちで寂しい日々を送っている。明日は、やっと待ちに待った愛する夫が帰国するひだ。嬉しい気持ちより不安な気持ちでいっぱいなのが本音である。夫は結婚してから急に冷たくなり、女の影もちらついたのだった。君に早く会いたいと言っているが、それは私のご機嫌をとるための嘘なんじゃないか、帰国して一番に愛人の元へ向かってしまうのではないかと夫のことが信じられず疑心暗鬼に取り憑かれている。」
デザインには、「私はあなたが気付いていないだけで、今でもこんなに魅力的で美しいのよ」と夫への愛は冷めておらず、自分の方を向いてくれない夫への怒りと苦しみを込め、①大胆にデコルテを強調することで結婚前の自由気ままに生きている夫に愛されていた頃の妻を、②黒のワンピースは社会のしがらみから抜け出せない結婚後の姿を、③フリルで夫への複雑な思いを、④膝下のベールでジレンマを表現した。
型紙のフリルは、胸元が幅6cmと7cm(二枚を重ねます。)、黒のワンピースの下の幅が8cmと9cm(二枚を重ねます)。膝下のベールの幅は10cmです。いずれも長さは45cmです。黒のワンピースはベアトップです。胸元のフリルが袖がわりの役目です。チューリップ型のドレスなのに手足が短くずんどう型になっちゃいました。


型紙はこちらです。
従来の解釈では、「一年に一度彦星と織姫が会うことができる日。一刻も早く織姫の元にたどり着きたい彦星は必死で船を漕ぐ。急げば急ぐほど船を漕ぐ櫂からのしずくは多くなり、地上では激しい雨となる。雨が激しいほど彦星の織姫への思いが熱いことが分かる。」