今回は「ZERO」にまつわる様々な事象の中から、差別がない真の意味での平等な世界を「0」としました。「差別をしない。命の尊さに重いも軽いもない」と公言しているにもかかわらず身分・階級・人種・宗教・性差・LGBTQ・能力など様々な差別が横行している。この公言と本音の乖離がない「悟り」を身に着けることができれば争いや不幸な人を生み出すことが軽減されます。差別がない愛にあふれた世界とその実現に向けて努力する人々の行動をダイアナ妃をモデルにYURIKOがデザインしました。
衣装デザイン
差別のない世界の実現に必要なパートナーへの愛はピンク、LGBTQの愛は赤、母性愛は黄色、自然を守る愛は緑、母国愛は水色、平和を願う愛は青という意味を込めたハートのモチーフを配置しました。
ダイアナ妃の王妃として女としての愛をシンプルなシルエットのロングドレスで、個を捨て無償の愛を与えることへの苦悩と葛藤をロングドレスのスリットで表現した。
型紙
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タイトルに込めた意味
MDFPTが10年を迎え、タイトルを「ZERO」としました。「ZERO」から連想するものは、一つの点としての「0」に直結するかもしれません。「ZERO」には10周年を迎えたMDFPTのプロジェクトを見直し、新分野に挑戦するという意味を込めました。「ZERO」は4つの軸「数(すう)」「礎(いしづえ)」「悟り(さとり)」「生(せい)」で構成しました。今回の無償の愛は、「悟り(さとり」の一つです。
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