キューピーママは、ミシンが大の苦手です。縫うスピードを自動で調整できる機能が付いていますが、設定を「スロー」にしても思った以上に早いのです。足で踏んで踏み具合が難しく、思い通りのスピードにならない。ところが、ある記事を参考にミシンをかけてみると、見違えるほど上手になりました。調子に乗ってノースリーブのワンピースを作りました。
ミシンに取り組む問題
身長20㎝、身丈11㎝(首の付け根から床面まで)のキューピーの洋服を縫う時、①縫う距離が短い、②縫い始めがミシンに食い込んでしまう、③スカートの裾などステッチをかけるときに片側によれてくるなど奇麗な仕上がりを望めない状態でした。ミシンの送り歯の力が強いのかな。
Webサイトの記事に小さいものや人形の服を縫うときは、「布の下に紙を置くといいよ」というお勧めがありました。この記事を見つけてから1か月ほど過ぎて、やっとチャレンジする気になりました(キューピーパパが、「ミシンを使わないのなら不要ごみとして処分したら机の上がひろくなるよ」と言ったからです。何故かその言葉を聞いて「ミシンを捨ててはならない」と一大決心をしたということです)。
キューピーのワンピースを縫うコツ
小さいものや人形の洋服をミシンを使って縫う時のコツは、布の下に紙を置くことでしたが、首周りや袖付け周りを縫う時も紙を置くときれいに縫えます。首回りや袖回りを縫う時、薄い布や表面が滑らかな布(今回使用しているリバティのプリント生地など)は、布端ではなくても布が滑ってしまいます。首周りは縫い代部分で切り落とさず、紙を使って縫うと布ずれもなくきれいに縫いあがります。縫い終わってから不要な部分をカットします。下の写真用になります。ミシンで縫った後は、まさにミシン目です。吸い目の際で折り目を付けると紙を左右に切り離しやすくなります。
スカートのギャザーを作る時にも重宝します。ギャザーをきれいに作るためには、出来上がり線(縫う線)の上下にギャザー用ぐし縫いをします。このぐし縫いをミシンがしてくれます。縫い目は大きく(最大にしています)、やはり紙を布の下におきます。
真っすぐきれいに手縫いの何倍も早く縫えます。縫い終わったら、上下2本の下糸を引っ張ってギャザーを寄せます。この作業が気持ち良く、ルンルン気分で進みますよ。少しぐらい歪んでもいいかと思ってますが、ミシンが真っすぐ進むので大丈夫です。ただし、布下に紙を置くことを忘れないようにします(紙が無くなった途端、ゆがみ始めます)。
ワンピースの型紙
このワンピースのPDFデータは、下記のURLをコピーして検索してください。共有ドライブからダウンロードできます。 身頃のトップと後スカートは2枚必要です。