ナイル川クルーズの始まりはアスワン近くのナイル川の中州（小さな島）に建てられたエジプトの中でも最も美しい神殿の一つとされているイシス神殿です（船に15分程乗りますが、揺れないの安心です。ライフジャケットは着用しません。青い空とナイル川のコントラストが素晴らしい。特にここの空の青は格別です）。イシス神殿のイシス神とは、どのような神様なのかガイドのHッサンさんのお話を聞きながら巡りましょう。日差しが厳しい‼️ 日焼け止め塗ってないから焼けちゃう。やだなぁ。
世界の始まりは水で、水からピラミッド、ピラミッドから太陽、太陽から四人の子供（男二人オシリスとセト兄弟、女二人イシスとニフティス姉妹）が生まれました。四人の兄弟姉妹の中でオシリスとイシス、セトとニフティスがそれぞれ結婚 しました。セトは信頼あつく愛される兄のオシリスが羨ましく、殺害を計画しました。その計画とは、宴会の中で「この棺に入って、サイズが合えばプレゼントします。」と言い兄のサイズにピッタリの棺を準備しました。オシリスの番になり棺に入るとサイズピッタリ、その瞬間セトが棺の蓋を閉め捨ててしまいました。イシスは悲しみ、涙に明け暮れその涙がナイル川となりました。イシスはオシリスを捜し求め、レバノンでオシリスの体を見つけて抱きしめて生き返らせました。 オシリス復活後隠れて暮らし、二人の間にフォルスが生まれました。執念深いセトは、イシスとフォルスがいない間にオシリス殺し14個に切ってナイル川に捨てました。イシスは、13個見つけましたが一つ足りずオシリスを生き返らせることができませんでした。イシスは、オシリスを包帯で巻いてミイラにしました。オシリスはセトに二回殺され復活できなかったので、オシリスの像は胸の上で腕を組み死者を表しています（左足を前に半歩踏み出している像は生きていることを表しています。心臓を左足が象徴しているということかな）。
ヘリオポリスの神話とチョット違いますが、ガイドのHッサンさんは、このように聞かされていたのでしょうね（キューピーも明確なことはわかりませんが神話にはロマンがあります：とはいうもののみんな兄弟姉妹で結婚しているのですね）。
ということでイシス神がなーんとなくわかった気分です。オシリスを蘇らせ、フォルスの母として命・出産殿ともいわれています。神殿の奥の聖殿には授乳台、神殿のレリーフには授乳している場面や出産後のお七夜を7人の女性がタンバリンを叩いてお祝いしています。生命の誕生は昔も今も変わらずおめでたいことなのですね。
クルーズはソネスタ 「スターゴッデス」に乗船です。40平米のゆったりしたお部屋にデッキが付いてます。デッキでゆっくりお茶しましよう。三泊四日のクルーズ中の食事は船でいただきます。レストランの黒制服のお兄さんminaさんと仲良くなりました。キューピーの友達をナプキンとスプーンで作ってくださいました。仕事で忙しいのにお気遣いありがとうございます。
