キューピー&ファッション 

キューピー人形用の洋服を作ってファッションを楽しむ

十二単 ③小袖と単 キューピーもうっとり(小袖の型紙あります)

退位の礼と即位の礼で皇后陛下がお召しになる衣装について

ひな祭りの十二単を調べていると(文献んを調べているのですが資料が少ない上ややこしくて遅々として進まない)天皇陛下の退位と皇太子の即位の礼と重なり、皇后陛下がお召しになる衣装に惹かれました。美智子様が皇后になられる時、十二単をお召しになっていたからです。退位の礼と即位の礼の様々な儀式を通して、いつどのような十二単をお召しになるのか興味津々です。

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紅の長袴と白の小袖(巫女さんみたい。神々しい姿です)

   紅の長袴はできています。次は下着の役目の小袖を製作しました(これは写真のように良い感じに仕上がりました)。単(ひとえ)の試作品も・・・。この型紙での問題点は、①袖丈が少し短い、②襟が長い(裾の重ねが見えなくなる)、③裾幅が狭い(前身頃の端の部分が綺麗に三角にならない、後ろにひかれて突っ張る)。単は五衣とほぼ同じ形なのでしっかり作ろう。ちょっと気分転換のために打掛風を製作してみました。袖位置が後ろにつき過ぎかな。衣紋掛けに飾る用としてはグッドでした。

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単(ひとえ)はうまくいきません。まえみごろの襟のつまがあいません。
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気分転換で製作した打掛風、袖を通す姿がかわいい。
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お姫様みたい。特別に後ろ姿も見せちゃいます。


     平成から令和へのタイミングで十二単はお召しにならないかなあ。天皇陛下が退位されるまでの主な儀式に参列された皇后美智子様の服装を見るとロングドレスです。秋の即位礼正殿の儀までに完成させましょう!

 3月12日皇居宮中三殿に譲位とその期日をご報告(皇居・御所で遙拝)

 3月26日神武天皇陵をご参拝(グレーのロングドレス)

 4月18日伊勢神宮をご参拝(白のロングドレス)

 4月23日昭和天皇陵をご参拝(グレーのロングドレス)

 4月30日皇居宮殿で退位礼正殿の儀(何をお召しになるのかあ?)

    十二単の構成については、「キューピーの十二単②」で書きましたが十二枚重ねているわけではありませんでした。   「十二単」の「単(ひとえ)」は、もともと肌着であった衣(きぬ)のことです。単の上に褂(うちき)を八枚重ねると「八ツ単(やつひとえ)、十枚重ねると「十単(とおひとえ)」、十二枚だと「十二単」となります。が、今上天皇の即位礼の時に美智子皇后がお召しになられていたのは、「褂」を十二枚重ねた十二単ではありませんでした。単の上には、五衣(いつつぎぬ)、打衣(うちぎぬ)、表着(うわぎ)、唐衣(からぎぬ)、裳の九枚でした。古い記録には「女装束(おんなしょうぞく)」「女房装束(にょうぼうしょうぞく)」「裳唐衣(もからぎぬ)」という言葉は記述されていたそうですが「十二単」という言葉はなく、「平家物語」「源平盛衰記」の中で壇ノ浦で身を投げた建礼門院平徳子(けんれいもんいんたいらのとくこ)の装いを「藤がさねの十二単であった」と記されているのが最初だそうです。十二単という名称は、この後盛んに使われるようになり、江戸時代には宮廷のこじつをつかさどる有職の専門家も使うようになったそうです。十二単は、なぜか心地よい響きを持っており本来の形から離れて愛された俗となったのですね。美智子皇后がお召しになられた十二単は、正式名称「御五衣・御唐衣・御裳」というそうです(一つ一つに敬称が付いています)。

   30年前の即位礼の時に美智子皇后がお召しになった十二単こと御五衣・御唐衣・御裳は、賢所大前の儀(純白の十二単)と即位礼正殿の儀での二種類ありました。また、悩みが増えました。どちらの十二単を作る?

     白い小袖の型紙です。長袴と合わせるので着丈は短めです。

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長袴と合わせる小袖