キューピー&ファッション 

キューピー人形用の洋服を作ってファッションを楽しむ

今にも壊れそうではかなげなタウシュベツ橋梁は、空洞のキューピーのハートも揺さぶりました。

 タウシュベツ橋梁が崩壊するといわれ始めて10年が経過したそうです。橋梁が雪に埋もれる姿や、橋梁下の川面に映る姿を想像します。今年は水がないため橋の下から眺めることができました(橋の下といっても崩落の危険があため、ロープで囲われています)。個人的に行くには大変そうなので糠平温泉からツアーに参加しました。

今日のファッション

 雨が降っていたのでフードが付いたグリーンのレインウェアを着ています。インナーは花柄のTシャツとデニムのパンツです。黄色みが強いグリーン系の長靴も履いています。

長靴はいて

 橋梁に行くには足元がぬかるんでいるところを歩くため、ツアー会社が長靴を貸してくださいます。キャー、長靴なんて久しぶりです。

 ひがし大雪自然ガイドセンターから車で15分ほど走り、国道からわき道に入ります。鍵がかかったゲートから4km先の駐車場まで進みます(ここでクマが出るそうです)。深い森の中を歩いていくと突然視界が開けます。
 水位が低いので川の中をじゃぶじゃぶ進んでいきます。橋を両サイドから見ることができます。見る角度によって崩落の程度に違いがあることがわかります。

文化財指定にならない

 アーチ橋はいくつかあるようですが、タウシュベツは北海道遺産にのみ登録されています。あえて文化財に指定されていないらしいです。文化財に指定されると後世にその価値を残していくために様々な保存修理が必要になります。

左はタウシュベツの上流側、右は下流側から見た橋梁です。朽ち方に差があります。

 タウシュベツが建設当時の姿に修復されたらわざわざ見に行くかなあ。あの朽ちていく現在進行形のはかなさに価値を見出しているのではないでしょうか。文化財に指定されなくてよかったという複雑な気持ちになります。

橋梁の断面です。キューピーがいますので見つけてね!

はかない運航期間

 旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋です。十勝平野の豊富な森林資源輸送のために建設が始まり、1939年に運航が開始されました。木材の輸入自由化が始まり国内材木の需要が激減したため1955年に廃線になりました。雪深い山奥のチョー不便な場所に苦心して架けられた橋は16年間しか使用されなかったのです。廃線になってもうすぐ70年、残念です。この地で建設作業に当たられた方々のご苦労に頭が下がります。

右のうっすら見えている橋梁は文化財指定です。

お泊まり必須の観光

 タウシュベツは、個人で行くにはとても不便です。現地のツアーに参加しない場合は、国道2号沿いの駐車場にから歩いてダムの際まだ行くしかありません。750m先に橋梁が見えるそうです。視界が悪い時は見えないです。
 道の駅で車両通行のための鍵を、借りて車で橋梁の近くまで行くことにならなですが、1日10組限定だそうです。クマも出るし、ガイド同行が安心ね。
 ツアーは午前9時から11時30分と午後2時から4時30分の2部制です。公共交通機関は日に一本のバスだそうです。ツアーに参加するには、計画をしっかりたてることが大事と思いました。3つのルートを考えました。①十勝に泊まって朝一番のバスに乗る、②層雲峡温泉に泊まってレンタカーで行く(1時間)、③糠平温泉に泊まるです。今回は②を選択しました。キューピーが好きな源泉掛け流し風呂があるからです。

層雲峡温泉

キャー、キューピーが大好きな源泉掛け流し風呂です。まったり、ゆったり至福の時間を過ごしました。あっという間にに時間は過ぎてしまいました。グッスン。

 夕食も美味しかったです。一部紹介しますね。

お刺身は雪のかまくら仕立てです。

クマが出ます

 ガイドの方は、今年クマを2週間に1回ぐらい同じ場所で見かけたそうです。その場所は、10年に一度とか100年に一度咲くと言われている笹の花が咲いたそうです。クマは、この花がつけた実を食べにきていたそうです。笹の花が咲くと一帯の笹は全て枯れ、新しい笹が目を出し、すべての笹が新しく入れ替わるそうです。この笹は厳冬期の鹿の餌になっていたそうで今年は鹿にとって厳しい越冬になりそうです。ただ、近年、鹿が増えすぎていたので適正環境に淘汰される年になるかもしれません。

糠平温泉郷でランチ

 ツアーの集合時間が13時50分なので糠平温泉郷でランチをする予定で層雲峡の宿を出発しました。スマホで掲載されているお店は閉店していたり、ランチはやっていませんというお店ばかりでした。唯一、「ビストロふうか」というお店が営業されていました。こじんまりした素敵なお店で、ランチが美味しかったです。ツアーに参加されるときはランチのことも考えておくと良いと思います。