キューピー&ファッション 

キューピー人形用の洋服を作ってファッションを楽しむ

ナスカの地上絵(ナスカライン) キューピーはみんなの目になって見てきます

   この回もガイドのMゲルさんの登場です。キューピーの要約でお楽しみ下さい。あくまでガイドの話しです。

  ナスカの地上絵(地上絵と呼んでいるのは日本だけで、ナスカラインとして知られています)。石を排除して石の畝を作り、畝の両側の赤茶けた土を 木のヘラで除いてクリーム色の硬い大地を出して作られています。赤茶けた土は、柔らかく車のタイヤ跡、人の足跡も簡単についちゃいます。世界遺産になる前、ナスカラインと知らず車が走りラインを壊してしまった所を少しづつ修復しており、地上絵も変化しているそうです。世界遺産地区に入るには、分化庁の許可を得て、文化財保護官同伴のもとゴム板を履き、決めれた所を歩くそうです。

    Mゲルさんが、日本のナスカの地上絵番組のガイドをした時、ディレクターのOKがでるまで12回も飛行した経験から、TVで見たような映像を撮影しようと思わず、目に焼き付けなさい。良い絵が撮れたらラッキーと思いましょう。良いこと言いますね。キューピーの席は、悲しいかな翼の位置でした。必ず誰かはこの席になります。写真撮影が上手くいかなくてもしっかり見て脳に記憶してもらいましょう。それでは、しばし空の旅です!

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    次は、地上絵の探し方をレクチャーして頂きました。ナスカの遊覧飛行で最初に見えるのがクジラですが、目が慣れていないので見つけにくいです。機内では日本語で「左側羽先クジラ」「右側羽下クジラ」などとアナウンスされますが見つけにくいです。見つけるコツは、L(える)字形の白く太い線を探してL字の長い方を見ること。クジラはL字で分割されているからです。ただし、L字の向きは旋回状況により変わります(キューピーの席からはうまく撮影できませんでした)。次のコンパスと台形は、大きいので真ん中を通り抜け旋回しません。探し続けると宇宙飛行士を見逃します。三番めの宇宙飛行士は地上絵ではなく岩絵で、丘の斜面に描かれています(写真上段左:32m)。これをクリアできれば、目も慣れて地上絵を簡単に探せます。写真上段右はクモです(45m)。写真中段は木と手です(70m、45m)。写真下段左はトカゲ、右はペルーのシンボルとしてよく使われているグルグル渦巻きことスパイラルです。

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    ナスカの地上絵が有名ですが、ナスカの前の時代にも地上絵を描く文化がありました。パラカスです。パラカスの地上絵 は、95パーセントが人の形を描いています。パラカスは紀元前800年から紀元前100年に栄え、ナスカは紀元前100年から紀元後600年に栄えました。二つの文化が入れ替わる紀元前100年に大きな地震があり、津波によりパラカスが消滅しました。人々は安全のため、海から20キロ内陸に入ったナスカの地に居を移したと考えられています。二つの文化は、ナスカの宇宙飛行士と言われている地上絵で繋がっている、つまり文化が継承されたが時代の変化とともに変わったという説があるそうです。

    飛行機に乗る前に体重を計測されます。12人乗りのセスナの座席を決めるために重量を計るということです。重い人が多い時は12人より少ない人数で飛ぶそうです。

    朝、目覚めたとき(イカに宿泊)外が真っ白でフライトを心配しました。この霧は、ペルー沖の海(平均水温13度)が北からの暖流と南極からの寒流が合流するせいで8月9月は特に霧がかかりやすいです。フライトの時間には雲ひとつない晴天になりました。やったねキューピー!

   オマケ   リマからナスカの地上絵を見るための方法が3つあります。リマから最も近いピスコ空港から1社が運行、イカ空港から2社が運行、ナスカ空港から12社が運行してるいるそうです。飛行時間が長いがバス移動が少ないピスコ、飛行時間が短いがバス移動がすごく長いナスカ。ただこの条件だけで選んではいけないそうです。フライトはナスカ発が最優先、空いたところを他の空港からのフライトを入れる。天候の急変に対応できるかなどを考慮してね。

    とっても残念なこと。今日はナスカのフライト後リマに戻り、インディオマーケットとスーパーマーケットでお買い物の予定でした。ペルーの人と話す機会がなく、キューピーはスペイン語デビューを楽しみにしてました。ところがインディオマーケットは10分(トイレ休憩込み)、スーパーマーケット15分。ナントとほほほ。ペルーの人との触れ合いもなければ、生活を垣間見ることもできない。そのかわりにできたことは、ツアーの工程にはないドライブイン風土産物屋にイカへ向かう途中20分(ここでキューピーが着ているインカ風ポンチョの材料となるポシェットを4ドルで購入し、夜のひと時ホテルの部屋で仕立てました:似合ってる‼︎)、リマへの帰り40分滞在(バス中でインディオマーケットでは値段交渉をしなければならないし、中国製の偽物を買わされる危険がある。この店は安全安心と30分以上演説してました。)アー、フーんという品物。インディオマーケットには魅力いっぱいの品々‼︎‼︎。キューピー以外の方々もここに時間が欲しかったと・・・。