蔵王の樹氷原に立つ「ワイルドモンスター」(ムーミン谷のニョロニョロの姿とイメージが重なりました)に会うために東北に行ってきました。蔵王の「ワイルドモンスター」は、宮城県側と山形県側の両方から見ることができます。いつでも見ることができるわけではありません。標高1600m以上に位置するので山のお天気次第です。
宮城蔵王
1日目は宮城県側(すみかわスノーパーク)から、雪上車(キャタピラー)にのって1600mの樹氷原に行きました。この1週間ほど悪天候で雪上車のツアーは中止になっていました。この日も強風注意報が出ていたので心配していました。下界は晴れているのですが、山並みは雲の中です。途中、強風でホワイトアウト状態になりましたが、何とか樹氷原に到達しました。雪は降っていませんが、風が積もった雪を巻き上げて真っ白な世界です。
スノーパークで長靴をレンタルします(スノーブーツを履いていきましたが、モンスターに近づくためには深雪の中に入るかもしれないのでスタッフが勧めてくださいました)。
山形蔵王
下りのロープウェイに乗車中に晴れてきました。慌てふためいてカメラを出して撮影したのでちゃんと撮れませんでした。ロープウェイの窓越しで光の調節やカメラアングルも選択できず(残念)。しかしながら、あきらめかけていたところで見ることができたので感激しました。キューピー、ラッキー!
二日目は山形蔵王側から山麓線と山頂線の2本のロープウェイを乗り継いで1800mまで行きます。前日、温泉宿から見た山形蔵王は、穏やかな夕暮れの勇姿を見せていました。
今朝は今年一番の暖かさということで、朝からガスがかかっています。1800m地点はガスで視界が今一つ。風の向きで樹氷の表面はこんな形になっています。
かみのやま温泉
半露天風呂付きの宿に二泊しました。温泉に浸かりながら蔵王の山並みを愛でることができるなんて最高でした。
この温泉は、美肌にも良いそうです。しっかり湯あみしましょう。源泉かけ流しのプライベートお風呂なのでキューピーも一緒に入浴できました。
この宿、お料理もとっても美味しくて完食しました。
「窯」にこだわった食事でした。窯にこだわっている理由は、この宿から1300年前の窯跡が発見されたからだそうです。今は、お祭りされています。
樹氷原の心配
樹氷原が形成されるために欠かせないのがアオモリトドマツです。世界的にも珍しい現象ですが、モンスターの原型になる木が食害で枯死して樹氷原の規模が小さくなってきているそうです。
ファッション
ファッションは、ショッピングピンクのフード付きコートです。雪の中でもガスの中でもキューピーを識別できるようにこの色を選びました。風雪から顔覆うフードも決め手です。型紙は別の機会に記事を書きます。