キューピー&ファッション 

キューピー人形用の洋服を作ってファッションを楽しむ

ファーコートは似合わない? 貫禄ありすぎキューピーになってしまった。やだよ~~~ん。(不作の型紙2種あり)

 念願の毛皮のコートを習いましたがどう見てもかわいくない出来上がりです。コートの縦方向(着丈)より横方向(身幅)の方が大きいからかな(キューピーのお腹が出ているせいかもしれません)。ファーがさらに横方向のボリュームをアップしてます。サイズとデザインが合えばかわいくなるんだろうな。来冬までにチャレンジ!! 目からうろこのファーの縫製技術があります。ファーを使った洋服を製作する時にこの技術を役立ててください。

目からうろこの縫製技術

 ファー(もちろんフェイクファーです)の縫製には、毛足が長いから大変そうです。どうやって縫うのだろうと思いませんか。キューピーママもクエッションマークで頭が一杯でした。ファーの縫い代を確保するためにバリカンを使います(衝撃)。

右の写真の真ん中あたりが刈った状態(素地が見えてます)です。

 バリカンを使って縫い代部分の毛を刈ります。人間用のバリカンではなく、ネコの肉球周りをカットするペットの部文刈用バリカンです(バリカンの刃先は10㎜程です)。通常の縫い代は5㎜ですが、縫いやすさを考慮してファーの毛を7㎜から8㎜カットします(縫い代は布地だけになります)。型紙と縫い代をカットするとファーの毛が飛び散ります。マスクと眼鏡、バスキャップ、表面がツルっとしたエプロンは必須です。掃除も大変です。

かわいくない要因

 せっかく製作したファーコートが可愛く見えない要因を考えました。①デザインの変更:先生が準備してくださったパターンは、衿付デザインのものでした(他のメンバーのお人形ブライスちゃん用のデザイン)。製作途中、衿を付けないことにしました。

キューピーは首がないのでファーが重なると衿が収まらない上、顔が見えなくなるためです。衿がない分首回りが開いてしまいました(下に着ている服が見えて寒そうです)。②首周りのゆとり分をなくすため前身頃を重ねてホックを付けることで急遽対応しました(パターンでは前身頃は突き合わせでファーが重ならないようにされています)。前身頃の打ち合わせが重なった分、さらに大きく見えます。

左は突き合わせ。真ん中はホックで留めた状態。右で重なりの厚みがわかります。

③コートの裾が広がっている分、大きく見えすぎる要因になっているかもしれません。④脇身頃の身幅が広すぎるかもしれません。⑤袖丈が長くて手が見えないことも大きいことを強調しているかもしれません。

改善

 先生が授業で扱われる作品は、必ず何着か試作されてから使われています。キューピーのファーコートが1着目から完璧に仕上がるなど奇跡です。ここから、かわいいファーコート製作に向け試作を繰り返します! このコートはラグランスリーブなのでこの勉強しなくちゃね。(プロには及びませんがキューピー愛はママの勝利)今年の冬には間に合いそうもありません。来年に期待してね。

型紙

 今回は、総裏仕立です。表地と裏地分2枚型紙をコピーしてください。袖は、表地と裏地で長さが違いますので注意してください。

 PDFデータはこちらです。型紙が2枚あります。

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