キューピーママは、新しい晴れ着をキューピーのために仕立てて新年を華やかに迎えたいと奮闘中です。今回は着物の命ともいえる首周り、衿元がきれいに見える晴れ着にしたいのです。ドール着物製作教室で習った袖の仕立て方で製作していますが、「まつる」とか「くける」とかが苦手で苦戦中です。針仕事は向いてないのかなあ。やっとミシンが使えるようになったので時間短縮のために直線はミシンで縫いたいなあと思いながらまだ手縫いです。
ミニ着物教室流袖の仕立て方
①身頃と袖を中表に合わせ、袖を付けの印まで縫い合わせます。キューピーは腕を両側にピンと張っているので袖の形と身頃の袖付け位置が通常の和服の型紙とは異なっています。
②袖の振りの部分を仕上がり線で折ってアイロンでしっかり押さえておきます(左写真の左袖)。裏地をその上に重ねます。そでの振り部分の「ふき」(裏地が表地より少し外ににはみ出した状態に折り重ねます(左写真の右袖)。表地と裏地の袖の振りの部分を決めます。決めただけでまだ縫いません。
③袖の「振り」部分の位置を決めることができました。表地と裏地をきれいに合わせて袖口を縫います。次にす袖の丸み部分を縫う準備をします。袖の重なりは表地・表地。裏地。裏地の4枚重ねになっています。この4枚がずれないように待ち針を打って袖口(①で縫いました)止まりから振りの下部分が直線になるあたりまで縫います。残りの部分は表地同士、裏地同士別々に縫います。
④袖の丸み部分をきれいに見せるため、丸みの部分を縫った少し外回りを縫って、縫い糸を絞って縫い代を縫い目に沿うよう寄せアイロンで形作ります。縫い代を抑えるため荒く留めておいてもよいです。表に返して出来上がりです
袖の「振り」の部分の表地と裏地は縫っていません。この部分は、出来上がり通り折ってアイロンをかけ、形を保つために縫い糸とは別の色目の糸でしつけをしておきます。最後にこの振りの部分と身八口の部分をまつり縫で仕上げます。
キューピーママはこのまつり縫が苦手というか縫い針での作業が好みではありません。もっと、ほかの方法がないのかなあ。
結果
袖の製作に苦戦し、きれいな衿元もうまくいかず、ついにこんなに試作してしまいました。袖の仕上がりも衿元も着物が完成してキューピーに着せつけてみないと分からないのが難点です。キューピーママは仕事が遅いので1着製作するのに最低3日は必要なんです。あ~~~、どうしよう。上手くいくよう祈ってください。
お正月に何とか間に合わせるため大掃除もおせちの準備も放棄します。キューピーのために許してねパパ (^^♪
お正月を寿ぐキューピー