「海のきれいな世界」をMukuキューピーがデザインしました。海のきれいな世界とは、単に透明度高い、コバルトブルーやエメラルドグリーンなどと表現されるような海ではありません。「海の熱帯雨林」「海のオアシス」といわれるサンゴやウミガメなどの海洋生物が生息している世界をファッションで表現しました。
衣装デザイン
「海の熱帯雨林」「海のオアシス」と言われるサンゴ礁をトップスで表現しました。様々な種類と色を織りなすサンゴですが、ここではピンク色で象徴しました。太陽光がサンゴ礁に降りそそぐ様をサテンの生地で表現しました。
このサンゴ礁を悠々と回遊するウミガメは、スカートにリボンを斜め交互に配することにより亀甲柄を演出しました。円錐形の張りのあるスカートにすることによってウミガメの甲羅を意識しました。スカートには緑色の生地を採用しました。豊かな海を作る豊かな森を表現しています。
型紙
PDFの型紙はこちらです。
関連記事
MDFPTのテーマ「Re light-Our Sustainable World-」に関連した過去の記事はこちらです。
「海のきれいな世界」をつくるために
私たちが輩出したプラスチックが、波に粉砕されたり紫外線で劣化することにより小さな粒(マイクロプラスチック)となり海の環境を悪化させています。私たちはSDGsのゴール14「海の豊かさを守ろう」を達成するために、このプラスチックごみの削減対策としてレジ袋をもらわないなどの行動を実践しています。
レジ袋をもらわないなどの行動はマイクロプラスチック削減に役立った思っていますが、気が付かないマイクロプラスイックがあります。歯磨き、洗顔料や化粧品に含まれているスクラブ剤もマイクロプラスチックが主流です。顔を洗うだけでマイクロプラスチックを海に流しているのです(下水処理をすり抜けてしまった場合)。
これらの製品の成分表に「ポリエチレン末」という表示があるか確認してみましょう。生分解性マイクロビーズを使っているものに切り替えることも視野に入れましょう。
気候変動などの影響も海の環境を悪化させていますが、私たちが今すぐできる行動に光をあてました。