日本の夏前にやってくる梅雨に備えてフード付きレインウェアを製作しました。頭が大きいキューピーが被ることができるフードにするとかわいさがなくなります。フードは被らない状態でかわいく見せるように調整しています。簡単に作ることができるように切り替えやポケットもありません。デザインをシンプルにしたのでボタンホールとボタンに注目してもらえるようにしました。




デザイン
フードがかわいいアクセントになるウェアです。切り替えもポケットもつけていないのでステッチの色を緑色のシルク生地アクセントカラーとして補色の赤色を採用しました。ステッチが目立つ色なのでミシンをかけるときに緊張しました。前身頃のボタンを留めなくてもボタンホールとボタンがアクセントになるよう赤色にしました。ボタンの大きさは、ボタンホールが大きくなり過ぎないよう5㎜にしました。ボタンもちゃんと留めることができます。


工夫したところ
身頃に切り替えはありませんが本番用の後身頃の裾を少し広げました。キューピーはお腹が出ているため前身頃の中心の裾が前につき出るような感じになります。後身頃はフラットなので横から見たシルエットのバランスをよくするために本番用は7㎜広げました。


試作品の前身頃のネックポイントを6㎜下げました。フードが付くので縫い代の重なりが大きくなると思ったのです。ダッフルコート違って生地が薄いので6㎜は多すぎました。ボタンをかけたときに下に着ているトップスが見えてしまいます。本番用は首元をしっかり合わせるためにネックポイントから3㎜下げるにとどめました。


試作品はボタンホール部分の見返しに芯を貼りました。本番作品は、絹地に強度を持たせるために全体に芯を貼ってから裁断しました。


試作品で見返しを前身頃と後身頃に分け、肩で縫い合わせていました。肩の部分で表地と見返しとフードの縫い代が重なり厚くなるので本番用では前身頃と後身頃を一体化させた見返しにし、後身頃中心で見返しを縫い合わせました。肩の厚みが少し軽減されました。型紙の形を見てください。出来上がった作品の裏です。


次作に期待
①ボタンを留めたときボタンの大きさが小さいように思いました。もう少しボタンを大きくしてボタンの数を減らしてもよいかと思います。その場合、ボタンホールが目立ち過ぎないように生地の色目と同色に資することも視野に入れてよいかもしれません。②ラグランスリーブに挑戦したいです。③パネルラインにして、後身頃のウェストラインに飾りベルトを付けてもいいかな。
型紙
型紙はこちらです。身頃に切り替え線を入れパネルラインにしてもかわいいと思います。試作品は見返しの部分のボタンホールの幅に合わせて芯を貼りました。本番用は全面に接着芯を貼っています。ボタンを留めるときにシルク記事に力がかかるので強度を持たせるためです。
レインウェア
初めてのレインウェアは手縫いです。ミシンを使うことができませんでした。パターンも習ったことがなかったので完全に自己流です。学習の成果を見ることができると自負しているママ。