今週のお題「手づくり」
冬の外出着としてダッフルコート製作にチャレンジしました。ダッフルコートの条件をクリアしたつもりのなんちゃってダッフルコートです。生地は扱いやすい薄地のデニムを使いました。一作目にしては上々の出来だとキューピーママはニコニコでした。キューピーもお気に入りです。


ファッション解説
コートは洋服の上に重ねて着ることになるので厚地の生地を使いたくありませんでした。その理由はキューピーのお腹が出ていて太って見えやすいからです。少しでもスリムにカッコよくかわいく見せたいので今回は手元にあった薄手のデニムを使用しました。



フードは見せかけのパーツで、実際には被ることができません。キューピーがフードを被るサイズで製作すると後身頃の半分を占領してしまいます。これはキューピーの頭が大きいためです。人形の洋服を製作されている方々の間では、フードは洋服のアクセサリーパーツだそうです。実際に被るという機能性より着用時のかわいさを重視するそうです。ニットやベレーなどの帽子と組み合わせると更にかわいさを演出できます。


「なんちゃってダッフルコート」から脱却するために
「なんちゃってダッフルコート」からダッフルコートになるために改善する点を考えました(実行できるかどうかは分かりません)。①ストームパッチがフードで見えないので大きくし存在感を演出する、


②ポケットをもう少しく大きくする(キューピーの手が入りそうかなという程度まで)、


③フードがかわいく見えるように工夫し、フードに表情を付ける(縦2枚の型紙していましたが横2枚の型紙に変える。フードの顔周り部分が頭に近づくようにする)、④ステッチミシンを上手にかけられるようになる。⑤見返しのみで裏地なしなので裏地を付けるかな。


型紙
「なんちゃってダッフルコート」ですが、普通のコートとして使用できる型紙かなあと自負しています。アレンジが楽しめます。


PDFデータはこちらです。
小物
20㎝キューピーの洋服を作っていて一番悩ましいのがアクセサリーとなるパーツです。今回はボタンの代わりになるトグルとトグルを留めるコード(紐)です。初めてなので実際に合わせてみないと分かりません。ショップのサイトに掲載されている写真とサイズでは、イメージできなかったのでいろいろ買ってみました。
ドール用角型ボタン(横10㎜縦5㎜)は小さく、今回使用したのは木製ダッフルボタン(横15㎜縦8㎜)です。下のサイトを参考にしてください。
https://www.pb-factory.jp/product/7744
このボタンを留めるためのコードも太さ2㎜と1㎜で迷いました。2㎜はボタンの穴に通すのに苦労した上、コートに付けると幅が2㎜+2㎜=4㎜にミシンをかけるとコードが押さえられて平たくなるので5㎜以上になりました。存在感がありすぎるため1㎜のコードに決定しました。下のサイトを参考にしてください。
https://item.rakuten.co.jp/okadayaec/c/0000006875/
ダッフルコートって?
ベルギーのデュフェルという町の綾織物の生地を使って作らたので生地の名がコート名の由来です。
北海の漁師が着用していたアウターです。このコートには凍えるような冷たい風や水しぶきから体を守ることと漁をするための機能性が要求されていました。トグル(ボタンの代わり)は手袋したまま着脱するために付けられました。大きなポケットは手袋したまま利用するためです。ヨークのような肩の布は、ストームパッチと言われ雨の侵入を防ぐための布です。大型のフードが付いている。
過去のコート