12月はクリスマスです。プレゼントを運んできてくださるサンタを思い浮かべる方が多いと思います。サンタ最高です。しかしながら、サンタはトナカイがソリをひいてくれないとみんなのお家まで来られないのです。ということで、トナカイに敬意を評した衣装を製作しました。
「トナカイの毛色が違う!」思われるかもしれませんが、クリスマス時期のトナカイは、夏毛の茶色が冬毛の白っぽいシルバー色に生え変わります。サンタのソリを引くトナカイは、白っぽいシルバーで正解です。
この衣装(衣装というよりキューピーのための着ぐるみですね)の製作にあたり、着ぐるみらしくなるよう手近にあった布で試作品を作りました。着ぐるみの中に着るインナーも作っちゃいました。通常は、原型からデザインにあった型紙を作るので試作品を製作することはありません。今回の試作品製作は、後ろ開きにして足と手を通し、頭(身長の半分が頭なので大きいのです)のフードを被り、最後にスナップボタンで留めるという順に着せるため、後ろ開きの長さを知る必要があったからです。 赤ちゃんのロンパースみたいでかわいいですが、試作品です。縫い代の始末もしていないので見苦しいですがご容赦願います。
衣装を着ているキューピーの写真は、我ながら動きがあってかわいく撮影できました(雪が降ってきてキューピーが「わあ〜い」と喜んでいるように見えませんか、見えますよね)。写真が良すぎて? 気づかれないかもしれませんが、 フード部分を型紙2枚で作ったため中央がとんがった感じになりました。また、足の甲部分を作っていなかったので、見頃と足にゆとりが少ないように見えます。着ぐるみがたっぷりしている方が、キューピーはかわいくみえるかなと思います。写真にごまかされてはいけません。着用の様子と型紙も掲載しました。下の写真は、着せつけの様子です。左から両足入れました。右手入れて、両手入れました。フードで顔が隠れます。この時の後ろ姿。フードを被せます。ボタンを留めれば、はい、トナカイ。
最後になりましたが、布はニット系を用いることをお勧めします。ツノは二枚合わせにしています。