ダンテの神曲は、「地獄編」「煉獄編」「天国編」の三部構成の叙事詩です。地獄編と煉獄編は三部の中で早い時期に執筆され、多くの人に読まれ名声を得ていたそうです(この当時の知識人はラテン語を使っていましたが、神曲はトスカーナ語で書かれたので多くの人が読むことができたんですね)。天国編はダンテの死の直前に書かれたそうです。地獄の九圏をまわり地球の中心部から煉獄さんの麓にたどり着きます。煉獄さんを登るにつれ罪が清められていきます。天国編で愛するベアトリーチェの導きで天界へと昇天し、天の遊星を巡って至高天に到達します。ダンテは死を前に愛する人と天に至る天国編を執筆するなんてなんとロマンチストでエゴイストなんでしょう!
ダンテは、同心円状の十天の遊星を最下層である第一天から第十天の至高天まで構想しました。至高天には天使や聖人が天国に咲き乱れる薔薇の花園に集う場所です。ドレスのトップスは、この情景を二つの円盤状シートと薔薇の花をイメージしています。スカートは、聖人たちとの議論における苦悩と導きへの光をオーガンジーのフリルで表現しました。sakuwaキューピー魅力的です。
円盤状のシートは100円ショプで買ったファイルの表紙を使っています。適度な硬さでハサミで切りやすく、イメージを表現するためにはピッタリな素材でした。オーガンジーはハサミで切った断ち切り部分がほつれやすいです。ラメが入ったマニキュアを断ち切り部分に塗るとほつれ止めの役目を果たしてくれます。また、断ち切り部分が、キラキラして素敵な出来上がりになります。型紙を下に掲載しましたが、手じかに綺麗な紙がなくチラシ使ってしまいました(お見苦しくて申し訳ないです、トホホ)。
お詫びに動画を掲載してます。見て下さいね。